昨年の自動車輸出台数は300万台以上だったが、今年は8カ月だけでこれに並ぼうとしている。
中国汽車工業協会(以下「同協会」)が11日に発表したデータによると、今年1-8月の自動車輸出台数は前年同期比61.9%増だった。うち8月は前月比3.9%増、前年同月比32.1%増の40万8000台。同協会の許海東副チーフエンジニアは、「年初では通年の自動車販売台数が3%のプラス成長になると予想していたが、現在の業績を見ると予想を上回ると見られる」と述べた。
ガソリン車の販売台数の伸び率が国内で低下しているが、輸出は依然として高い伸び率を維持していることに注意が必要だ。データによると、今年1-8月のガソリン車輸出台数は前年同月比49.9%増の221万5000台だった。うち8月は前月比9.2%増、前年同月比41%増の31万8000台。
中国の輸出商品の「新御三家」の一つである新エネ車の輸出も依然として好調だ。今年1-8月の新エネ車輸出台数は前年同期比110%増の72万7000台だった。うち8月は前年同月比8.1%増の9万台。同協会の関係者は、「自動車輸出先トップ10カ国のうち、ロシア、メキシコ、ベルギーがトップ3で、販売が好調だ。新エネ車輸出先トップ3カ国はベルギー、英国、タイだ」と述べた。
自動車輸出台数の増加により、輸出額も大幅に増えている。データによると、今年1-8月の自動車輸出額は前年同期比104.4%増の4427億元だった。輸出先を見ると、今年1-7月の中国の自動車輸出額トップ10カ国はロシア、米国、メキシコ、英国、ベルギー、オーストラリア、日本、ドイツ、韓国、アラブ首長国連邦の順だった。同協会の関係者は、「この10カ国への輸出額は576億3000万ドルで、自動車輸出額全体の48.8%を占めた」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月13日