ロイター通信の13日の報道によると、欧州委員会は同日、中国製電気自動車(EV)へのダンピング調査を開始すると発表した。
ドイツ自動車工業会(VDA)はその発表後、懸念を表した。ロイター通信の報道によると、VDAは「EUは中国が調査に強く反発することを考慮するべきだ。政策決定者は電気料金引き下げや官僚主義の意識改革など、欧州企業が自身の勢力範囲で成功できるようにする条件を築くことに専念するべきだ」と表明した。独紙「ハンデルスブラット」は、「BMW、メルセデス・ベンツ、VWなどの企業は中国市場に依存している。ドイツの自動車メーカーは貿易戦争の発生を懸念し、より慎重になっている」と伝えた。
EU中国商会は13日、ダンピング調査の件に強い懸念と反対を表した。「環球時報」が入手した声明によると、EU中国商会は「恣意的に一方的な経済・貿易ツールにより中国製EVの欧州における発展を阻止する、もしくは経営コストを引き上げるのではなく、中国のEV産業の発展を客観的に捉えるようEUに求める。欧州市場の開放は具体的な行動によって示されるべきで、かつ外国企業に公平で公正で差別のないビジネス環境を提供するべきだ」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月14日