文化・観光部データセンターの計算によると、中秋節と国慶節による8連休中の国内観光客数は8億2600万人だった。この「スーパーGW」に、人気観光地で再び混雑が見られた。混雑を避けニッチな目的地や農村を訪れるのが若い観光客の選択肢になった。若者は景勝地の中に放り込まれようとする。民宿はホテルと違った没入型の体験をもたらした。
民宿は近年、都市近郊から農村部の遊休資源の活用へ、さらには荒野の秘境の開発へと移り、単独の開店から集団での開店へと移った。設置先選択、設計、運営、マーケティング、民宿管理人など多くの専門家が民宿業界の高品質アップグレードに加わっている。風景と質の高いサービスが独特なセールスポイントになっている。
また単純なサービス、標準化された部屋だけではなく、品質を求める多くの民宿は宿泊環境以外にも多元的な質の高いサービスや特色ある体験を提供する。「民宿+」モデルにより、宿泊客の心に突き刺さる体験が待っている。
しかし連休になると、値上げ、ネット上の「写真詐欺」、不潔などが民宿の避けがたい「レッテル」になる。若者の観光の新たな特徴に合わせ、「体験時代」に入った民宿業はこのレッテルをいかに剥がすべきか。民宿の多くの就業者は、民宿業のアップグレードは今後、人材が重要になると見ている。しかし専門的な人材の不足は現在も深刻だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月10日