ファーウェイの地域気象予報大規模モデルや視覚大規模モデルなどがこのほど、次々と発表された。視覚中国が公式アカウントで9日に投稿した情報によると、同社とファーウェイ・クラウドはこのほど、視覚大規模モデルの協力協定に正式に署名した。双方はファーウェイ・クラウドの「盤古」大規模モデルを基礎とし、視覚大規模モデルを構築する。ファーウェイ・クラウドはそれより先に、深セン市気象局と協力し地域気象予報大規模モデルを作ると発表していた。
ファーウェイ・クラウドの馬超氏は「証券日報」の取材で、「ファーウェイは大規模モデルで新たな動きを続けている。気象要素予報の精度とモデルの演算速度を高め、学際及びその他の分野の人工知能(AI)技術の導入に参考材料を提供する」と述べ、次のように続けた。
大規模モデルのブレイクスルーにより、ファーウェイは都市気象サービスにより正確でよりスマートなサポートを提供できる。データ駆動型のソリューションにおいて、この地域気象大規模モデルは大量の気象データを利用しモデルの訓練を行い、かつAI技術により予報の精度とモデルの演算速度を高める。アルゴリズムの最適化と並行計算の発想はその他の分野でも応用でき、それにより計算の効率と正確性を高められる。気象学とAIは2つの異なる分野だが、この地域気象大規模モデルはそれを1つに結びつける。
大規模モデル産業が活況を呈し、多くの企業と資本が参入している。現在まで国内ではすでに100種弱の大規模モデルが発表されており、産業チェーンも日増しに繁栄している。
情報によると、ファーウェイは現在スマート医薬、視覚、鉱山、交通などの分野でも展開を急いでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月10日