AERA dotニュースサイトは9日、日本の経済学者・一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏の話として、購買力平価で計算すると、日本の1人当たりGDPはG7の最下位に近づき、先進国脱却の瀬戸際に立たされていると伝えた。
野口氏によると、G7諸国のうち、日本の1人当たりGDPはかつて「上流」だった。しかし、この10年間に、日本の1人当たりGDPが英国、ドイツ、フランスに追い越された。イタリアは最近まで日本の次に並んでいた。しかし2023年にはイタリアも日本を上回る見通しだ。つまり、日本はG7の最下位になる。
野口氏はまた、急激な円安のため、各経済指標で日本の国際ランキングが低下しており、2022年は日本が貧困を痛感する年だとした。
記事によると、国際通貨基金(IMF)が10月に発表したデータに基づくと、購買力平価で中国の台湾地区の2022年の1人当たりGDPが約4万5000ドル(IMFの世界ランキングで24位)で、日本の4万2000ドル(27位)を上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月10日