中国石油・化学工業連合会党委員会常務委員の厖広廉氏は10日、「中国証券報」の取材に応じた際に、「海水直接水素製造は水電解水素製造のコストダウンの新たな可能性を示した。中国はすでに海上で水素製造技術の試験を完了しており、検証を繰り返し量産化の条件を満たすコストまで下げた」と述べた。
中国石油天然気集団公司(中国石油)が同日発表した情報によると、同社初の独自に研究開発した設備による水素製造試験プロジェクトがこのほど、吐哈油田で稼働を開始した。同プロジェクトは同社が初めて独自に研究開発した設備を使うグリーン電力によるグリーン水素製造プロジェクトで、新疆ウイグル自治区トルファン市初のグリーン電力によるグリーン水素製造プロジェクトでもあり、高い革新性と模範的性質を持つ。
業界関係者によると、グリーン水素を始めとする「低炭素水素製造」が在来型エネルギーによる水素製造に置き換わるペースが上がっている。中国企業はグリーン水素の発展を「高速道路」に上げるため積極的に取り組んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月14日