国際通貨基金(IMF)は、ドルとユーロに対する円安進行を受け、ドイツが2023年に日本を抜き世界3位の経済体になる見込みとした。ブルームバーグが24日、伝えた。
IMFは最新の予測の中で、ドイツの今年の名目GDPは4兆4300億ドルに、日本は4兆2300億ドルになると見積もった。この予測発表時のユーロ/円レートは1ユーロ=160円弱で、かつドルに対しては33年ぶりの円安水準だった。円安は金融政策の根本的な差によるものだ。米連邦準備制度理事会と欧州中央銀行は物価上昇に対応すべく何度も利上げに踏み切っているが、日銀は刺激策を保ち、長年に渡るデフレ後の物価上昇を促進しようとしている。
日本の西村康稔経済産業大臣はIMFの予測に関する質問に、「日本の成長力が低下、低迷しているのは事実だ」「20年、30年分の停滞を取り返す政策を経済対策で実現したい」と答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月25日