中央金融活動会議が30、31日に北京市で開かれた。全国金融活動会議の開催は、2017年の全国金融活動会議から6年ぶり。かつ今回の会議は中央金融活動会議に格上げされた。
金融分野の制度型開放を着実に拡大
会議では、金融の高水準開放の推進に力を入れ、国の金融及び経済の安全を保証するとされた。「導入」と「進出」の同時進行を堅持し、金融分野の制度型開放を着実に拡大する。越境投融資の利便性を上げ、中国での事業展開及び発展により多くの外資系金融機関と長期資本を集めるとされた。
データによると、今年第1-3四半期の人民元越境収支規模は39兆元で、中国最大の越境収支通貨となった。今年9月の世界貿易融資に占める人民元の割合は5.8%で、順位が2位に浮上した。
上海金融・発展実験室の曾剛主任は、「中国経済はグローバル化の中で非常に高い割合を占めている。経済が高度に世界と融合しているが、金融もそうであるべきで、実体経済の発展に合わせるべきだ。中国は金融システムの競争力を高め、より多くの海外投資家に中国の経済成長のボーナスを分け与え、金融の高水準開放の推進に取り組む必要がある。こうすることで初めて中国の金融の競争力、国のコアコンピタンスを高めることができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月2日