税関総署が7日に発表した最新データによると、中国の10月の貿易額は前年同月比0.9%増で、下半期に入り初めてプラス化した。また1−10月の貿易額も増加し、8、9月の2カ月連続の減少の流れを覆した。
世界の貿易が疲弊し、地政学的リスクが続出する中、中国の貿易額の月間と累計の増加率がプラス化したことは、圧力を受けながらも前進する貿易の成長の原動力と強靭性を浮き彫りにした。経済成長を支える「3頭立ての馬」の一つであり、中国の経済発展の「安定」の基礎をさらに固めている。
国際通貨基金(IMF)は7日に発表した最新の報告書の中で、中国の今年の経済成長率の予測値を5%から5.4%に上方修正した。複数の経済学者は7日「環球時報」に対して、「一部の西側メディアが最近、中国経済への中傷を続ける中、多くの客観的な国際機関が中国経済への予測値を上方修正した。これは中国経済の最近の実際の状況と、中国の安定成長政策の強化に基づくものであるが、より重要なのは中国経済の長期的かつ持続的な好転・発展モデルへの承認だ」と述べた。
IMFのバーネット駐中国首席代表はこのほど、「中国は依然として世界経済成長の最大のエンジンで、世界の成長量の3分の1を占めている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月8日