今年の中国国際輸入博覧会には、米国が派遣した政府高官に率いられた17社の出展企業が参加し、出展団の規模は過去最大となった。米国産業協会の代表者も多数参加。6日に開館した面積440㎡を超える米国食品・農業館は、米国初の国家レベル展示館となっている。
なぜ米国は今年の輸入博覧会を重視したのか。「藍庁観察」記者の取材に対し、米国農務省・副長官代理補佐のハフマイスター氏は「中国の市場には巨大な潜在力がある」と答えた。
今回の輸入博覧会には米国政府が派遣した出展団のほか、多くの米国企業が大型展示ブースを開設し、幹部クラスの代表者が参加した。ある時期から中米が経済・貿易分野の起伏に遭遇する中、米国や他国の企業が中国で事業を展開する手助けをしてきた中国米国商会の何邁可(MichaelHart)会長は、今回の輸入博覧会で米国企業が大規模に出展したことを「『回帰』の時」と表現した。同氏は「藍庁観察」記者に対し、中国が米国や他国の多くの企業にとって主要な市場で、過去15-20年にわたり中国の消費財市場が成長し続けていると答えた。
中国が経済のグリーン発展を進める中、中米間には協力の機会と互いを助けられる分野が数多くある。中国はここ数年に魅力ある市場となり、企業は中国市場に継続的に関わろうとしている。同氏は、中米がここ数年に干渉や貿易の起伏を経験したにもかかわらず、依然として貿易分野で記録的な実績を打ち立ててきたと指摘。自身の経験を通じて、中国に進出した米国企業の多くが中国市場に一貫して期待を抱いていると説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月19日