第6回中国国際輸入博覧会が閉幕した。会期1週間に及んだ「輸入博覧会の時間」には豊富な成果があった。中央広播電視総台の記者は輸入博覧会開催中の11月9日、チェコ企業Respilonの中国区経理ヤクブ・スコペク氏を取材した。
このチェコ人企業家は取材の中で、第6回中国国際輸入博覧会に対する見解を明らかにした。今年は新型コロナウイルス感染症の流行後、最初の重要な年に当たり、今後数年は同社も輸入博覧会への参加を必ず検討する方針だという。輸入博覧会はチェコ企業にとって、間違いなく大きな意義とメリットがあると答えた。
同氏は、中国市場は巨大で無限のチャンスがあると考えている。同時に試練も存在し、中国市場は競争が非常に激しい環境にあるため、その試練に素早く適応しなければならないとしている。
Respilonは世界で最も早くナノファイバー製品を生産した企業の1つで、中国市場に参入して十数年の歴史があり、主要事業としてナノファイバー製品の研究開発と生産を手がけている。ナノファイバーマスクや窓用フィルター、エアコン用フィルター、医療用衣類生地、アウトドアウェアなど各種フィルターの生産からスタートした。
同社は中国市場で貿易や材料調達などの活動を進めていたところ、チャンスが増えてきたため、中国に支店を設立し、事業発展を促進することを決めた。2020年末には成都に中国支社を設立。新型コロナウイルス感染症の流行によってマスク需要が急増する中、同社が製造したナノファイバー製の高級防護マスクが中国の消費者に好まれた。中国だけでなく世界的にも、ナノファイバー技術が注目を集めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月19日