「東洋経済オンライン」は6日、「中国経済、崩壊する?北京大MBA生の考察」と題する記事を掲載した。記事の概要は次の通り。
私は1988年生まれの35歳で、生まれてすぐに日本経済のバブルが弾けた。日本で物心が付いたときから経済不況とともに生きてきたが、今後、中国は日本と同じ様な道を辿ってしまうのだろうか。もしくは、別の道があるのだろうか。中国経済はこれからどうなってしまうのだろうか。私はそんな思いを胸に、今年9月から北京大学MBAの門を叩いた。
私が中国と初めて関わりを持ったのは、大学の交換留学のために天津に訪れた14年前で、中国関連の仕事を始めたのが約12年前。その当時から今に至るまで、識者らによる「中国経済崩壊論」は幾度となくメディアで謳われてきた。しかしながら、なぜ当たらなかったのだろうか。それはズバリ、誰も中国経済を飛躍させることになった「Xファクター」を予測できなかったからであり、これからの中国経済の発展の鍵になるのもその「Xファクター」だ。そして、その「Xファクター」こそ「インターネット」だ。
果たして今の中国には、「次の10年の経済を牽引するXファクター」はあるのだろうか。私は十分にあると考えている。それは、インターネットによる各領域の「高次元デジタルトランスフォーメーション(DX)」、特に「ものづくり領域」における「高次元DX」だ。インターネットからつながるこの高次元DXこそが、次の10年の中国経済を大きく成長させ、世界にインパクトを与えるXファクターになるだろう。中国経済は崩壊するどころか、むしろ、ここからさらに大きく発展していくと考えている。(岡俊輔)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月19日