中国人民銀行は19日、国家金融監督管理総局と共に「万事網連信息技術(北京)有限公司」から提出された銀行カードクリアリング機関開業申請を審査・承認し、銀行カードクリアリング業務許可証を発給したと発表した。これにて中国はアメリカン・エキスプレスとマスターカードという2社の域外銀行カードクリアリング機関の国内市場への進出を認めた。
説明によると、万事網連公司はマスタカードと網連清算有限公司が中国域内で共同で設立する合弁会社だ。行政許可を得た後、万事網連公司は中国域内の授権メンバー機関で「マスタカード」ブランドの人民元銀行カードを発給・受理できる。
業界関係者によると、マスタカードは米国2位の銀行カードクリアリング機関だ。中国人民銀行がその合弁会社に銀行カードクリアリング業務許可証を発給したことは、高水準対外開放を進める方針の具体的な措置で、中国の対外開放の決意をアピールした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月20日