【新華社昆明11月25日】中国雲南省昆明市で19日、2023年中国国際観光交易会(CITM)が3日間の日程を終え、閉幕した。今回は「こんにちは!中国」をテーマに掲げ、参加した各国の文化観光業界関係者は、中国市場の発展は有望との考えを示した。
CITMには70数カ国・地域の観光プロモーション機関、関連企業と800人以上の国際旅行業者が参加し、商談を行った。会期中に開かれた国際旅行業者大会では、中国文化・観光部が国の観光イメージ「こんにちは!中国」(英語:Nihao!China)を正式に発表した。
タイのスダワン・ワンスパキコソル観光スポーツ相は「タイは経済・貿易・投資や教育、特に観光面で中国と協力することを重視している」と表明。「タイは中国人観光客が好む旅行先の一つで、タイ国民も中国への旅行に高い関心を寄せている」とし、中国ラオス鉄道の開通により、両国の観光業の発展が一段と促されると述べた。
ミャンマーのテット・テット・カイン・ホテル観光相は、2019年に同国を訪れた外国人旅行者数のうち、中国人が34%を占め、中国がミャンマーに観光客の最大の送り出し国になっていると明らかにした。
南アフリカのパトリシア・デ・リル観光相は「私たちは中国から先進的な観光マネジメントの経験を学び、観光と文化の面で両国関係を強化したい」と述べた。
仏リゾート大手クラブメッドのアンリ・ジスカール・デスタン社長は中国について、多様な自然景観と豊富な文化遺産で世界的に名高く、インバウンド観光で大きな潜在力を秘めていると指摘。入境政策の見直しが進むにつれ、「中国のインバウンド観光は大きく成長する」と確信しているとし、「今後2年間で世界各地に約15カ所のリゾートをオープンさせる計画で、その半数は中国になるだろう」と語った。
ハンガリー政府観光局のジュジャ・ツェグナー代理副局長代行は、今年1月以降、ハンガリーは多くの中国人観光客を迎え、多くのハンガリー人も中国を旅行先に選んでいると説明。現在は首都ブダペストと中国の北京、上海、寧波、重慶の各都市を結ぶ直行便が運航されているほか、航空会社2社が中国のその他の就航地を結ぶ直行便の開設を進めていると表明し、「私たちは中国のパートナーとの協力を広げることを心から期待している」と述べた。
「新華網日本語版」2023年11月26日