26日の世界データ取引大会2023で発表された「2023年中国データ取引市場研究分析報告書」によると、中国の昨年のデータ取引市場規模は876億8000万元で、世界全体の13.4%を、アジアの66.5%を占めた。
報告書によると、中国のデータ取引業界は政策及び経済環境のサポートを受け、過去2年で急成長の発展段階を経た。今後3−5年は高い伸び率を保つ見込みで、25年には市場規模が2046億元まで拡大する見込みだ。
中国はデータ資源の応用シーンが豊富だ。金融、インターネット、通信、製造工業、医療・健康、交通運輸、教育などの各業界でデータ製品の応用の需要が旺盛になっており、取引規模は今後さらに拡大すると見られる。
昨年のデータによると、中国の各業界のうち最大のデータ取引市場となっているのは金融業界で、35%を占めている。インターネット業界は約24%で2位。
上海データ取引所の韋志林副総経理は、「データ発展の新コースは長距離走のようなもので、これに参加するならば方向感覚と気力をしっかり保つ必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月27日