第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会(サプライチェーン博)が28日、北京市で開幕した。世界の産業チェーンの各界関係者が北京に集い、より広範な協力を模索し、サプライチェーンを「ウィンウィンチェーン」に変える。
中国国際貿易促進委員会の任鴻斌会長は開幕式で、「サプライチェーン博は世界初のサプライチェーンをテーマとする国家級の展示会、産業チェーン及びサプライチェーンの交流と協力を強化する世界の商工界のために構築された新たな開放の場、世界が共有する国際公共財だ。国内外の各界関係者がサプライチェーン博という場を十分に利用し、交流と協力を強化し、実り多い成果を手にすることを願う」と述べた。
より堅固でより安定的なグローバルサプライチェーンを構築
世界貿易機関(WTO)のンゴジ・オコンジョ=イウェアラ事務局長は、「第1回サプライチェーン博は丁度いい時期に開かれた。サプライチェーンが現在直面している一部のショックは実際に、世界の生産ネットワークの構築方法が非常に脆弱であることを暴露した。そのため世界貿易の国際化を、特に貿易チェーン及びサプライチェーンの国際化を強化し、すべてのサイクルが効果を発揮できるようにする必要がある。サプライチェーン博はまさにこの力を発揮できる」と述べた。
第1回サプライチェーン博の展示面積は10万平方メートルで、国内外の出展企業は515社。多くの世界トップ500社及びグローバルサプライチェーンのリーディングカンパニーが、各チェーンの川上・川中・川下重要サイクルの新技術・新製品・新サービスを集中的に展示する。第1回サプライチェーン博の魅力のほどを伺える。
出展業者である中国人保集団の王廷科会長は、「第1回サプライチェーン博は、産業チェーン及びサプライチェーンの安定と円滑を維持するという世界の商工界の切実な願いに順応し、また中国の高水準対外開放に新たな原動力と強靭性を注ぐ」と述べた。
注意すべきは、国外の出展業者がチームを組み、現地で新たなチャンスを模索していることだ。本サプライチェーン博の国外出展業者は全体の26%を占める。