今年1−11月の全国の水利建設投資額(実行ベース)は前年同期比854億元増の1兆938億元だった。水利部の陳敏副部長によると、水利建設の投資実行額は過去最大だ。
新規着工水利プロジェクトが過去最大で、一連の重大プロジェクトが着工された。1−11月の全国の新規着工水利プロジェクトは前年同期比2585件増(10.5%増)の2万7300件。うち投資額が1億元を超えるプロジェクトは同528件増の1879件。
水利プロジェクトの建設が全面的にペースアップしている。全国では3628カ所の危険ダムのリスク対策と補強、999本の中小河川の対策、598カ所の中・大型灌漑区域の建設及び現代化改造が行われた。8213万人の農村人口への給水保障能力が上がり、1万2700平方キロメートルの水土流失対策が行われた。今年深刻な洪水災害が発生した北京市、天津市、河北省、吉林省などの11月末までの新規着工水利プロジェクト数が、前年同期比で10%以上増加した。破壊された水利施設の復旧と被災後の再建が全力で推進された。
水利建設の雇用が持続的に増加し、雇用安定の効果を十分に発揮している。1−11月の水利建設の雇用規模は前年同期比9.1%増の257万3000人で、支払った給与は同40.6%増の504億8000万元。うち農村労働力は同7.1%増の206万人で、給与は同38.7%増の381億2000万元。雇用と給与がいずれも増加し、より多くの労働者が水利建設でより多くの労働報酬を手にした。大規模水利インフラの整備は、安定成長と雇用安定に重要な力を発揮した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月13日