城壁をテーマとする「盛世長安」壁は、数万個のレゴブロックで武将と文官を作り、甬道に「花市灯如昼(花市の灯りが昼のように明るい)」という盛唐の風景を再現した。漢・唐風の陳列と装飾により、漢服を着た多くの観光客が足を止め記念撮影した。歴史と現実が交わる没入型の体験をもたらした。
これはアートの個展ではなく、玩具ブランドのレゴショップの風景だ。レゴグループは古都・西安で中国2店目となるブランドベンチマーク店を設立した。
6年連続で中国国際輸入博覧会に参加し、中国、特に内陸部で持続的に投資を拡大し、中国文化を感じさせるクリエイティブな商品を販売する。レゴグループのシニアバイスプレジデントで中国区総経理の黄国強氏によると、グループが中国で市場開拓を続けるのは、中国の発展への確かな自信のためだ。
黄氏は、「中国の新たな発展段階において中所得者が増加し、消費の高度化が続いている。一部の中小都市にも大きな商機が生まれた。中小都市で1店目をオープンさせることは、沿岸部の大都市での追加出店よりも有意義だ。こうすることで内陸部のより多くの子供が自宅の近くで遊びの体験を手にすることができる」と述べた。
黄氏はさらに、「中国は今年に入り引き続き、外商投資環境を最適化し外資導入を拡大する奨励策を打ち出している。これは持続的な対外開放の揺るぎない決意を示した」と続けた。
海外大手ブランドは投資に熱心だ。西安荟聚ビジネスコンプレックスが11月に正式に竣工し、すでに入居企業の付帯工事の段階に全面的に入っている。陝西省で現在までで最大の外資単独投資商業プロジェクトである西安荟聚の投資総額は43億元、建築面積は32万平方メートル以上で、450以上の国内外のテナントを収容できる。営業開始後には5000人分の雇用枠を提供する。
陝西省商務庁の統計によると、陝西省の今年第1-3四半期の実行ベース外資導入額は前年同期比6.5%増の11億1900万ドルで、新たに設立された外資系企業は同21.9%増の273社。うち欧州諸国(地域)からの外資導入額は同78.2%増の3億2300万ドルで、全省の実行ベース外資導入額の28.9%を占めた。
イケア西安荟聚プロジェクトの責任者は、「プロジェクトの建設と誘致において現地政府から力強いサポートをもらい、自信を深めた。正式な開業後には現地の消費者により優れた消費環境と体験を提供する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月28日