初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号(アドラ・マジック・シティ)」の船主で運営会社であるアドラ・クルーズの発表によると、「愛達・魔都号」は2024年1月1日より上海を母港とし初の航行シーズンを開始し、賓客を乗せて日本や韓国などの北東アジア人気クルーズ旅行先に向かう。乗船料は1人あたり2、3000元から1万元以上。
「愛達・魔都号」は将来的に中国―東南アジア諸国のクルーズ航路に就航し、短・中・長距離を結びつけた多様な観光・レジャーの選択肢を提供する。かつ海上シルクロードクルーズ航路を適時打ち出す。
研究機関のデータによると、中国のクルーズ船経済規模は2035年に5000億元に達する見込みだ。上海国際クルーズ船経済研究センターなどがまとめた「2023年中国及びアジアクルーズ船経済景気指数」によると、2023年の中国クルーズ船経済景気指数は101.55と、前年を大きく上回り急成長の流れを呈した。上海国際クルーズ船経済研究センターの邱羚副主任は、初のクルーズ船の建造による製造技術及び管理経験の蓄積は2隻目の大型クルーズ船の建造ペースをさらに上げ、中国クルーズ船全産業チェーンの発展を実現するとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月2日