各部門は最近、活動会議を集中的に開催し、2024年の重点任務を計画している。内需拡大、テックイノベーション、リスク予防の3大キーワードが各部門の重点任務になっている。
内需拡大
財政部は内需に着眼し、全国統一大市場の建設推進、消費の安定増の促進、特別債券資金の使用の管理の強化、国債の持続的な追加発行及び活用、貿易及び外資の基礎固め、内需のメイン原動力の強化の支持を掲げた。国家発展改革委員会は、各種資金をさらに活用しプロジェクトの建設を強化し、効果的な投資の重要な力をより良く発揮するとした。また消費と投資をより良く同時管理し、消費の持続的な拡大を促し、より多くの消費の新業態と新ホットスポットを育成し、消費と投資が相互促進する好循環を形成するとした。
粤開証券チーフエコノミストで研究院長の羅志恒氏は、「消費と投資は関連している。効果的な投資と収入に支えられる消費は内需拡大の足がかりだ。24年に内需拡大と消費刺激に取り組むならば、住民の消費能力が不足し消費に消極的という2つの重要問題を解消する必要がある。また投資拡大は投資収益を総合的に考慮し、より多くの資金を国家重大戦略の支持、産業構造の高度化の促進、民生促進、弱点補強などの分野に用いるべきだ」と述べた。
国家発展改革委員会の伍浩秘書長は、「消費については、消費のコロナ後の回復から持続的な拡大への転向を促し、消費のより多くの新業態と新ホットスポットを育成し、自動車、家電、スマート家庭用品、電子製品などの重点分野の実体消費の潜在力の引き出しを急ぐ。投資については、政府投資のけん引・拡大効果を発揮し、引き続き第14次五カ年計画の102件の重大プロジェクト及びその他の経済・社会発展重大プロジェクトの実施を力強く推進し、各種措置で民間投資を促進する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月2日