韓国サイト「韓国経済」は、「世界最大規模の科学技術展示会であるCESにおいて、中国は人工知能(AI)、ロボット、クロスリアリティ(XR)などの技術分野で世界レベルの能力を示している」と伝えた。
韓国紙「東亜日報」は、「中国企業約1100社がCESに出展し、出展企業全体の4分の1を占めた。これは世界市場の競争に参加する中国企業の決意を示した」と伝えた。
「韓国経済」は、「レベル4の自動運転清掃ロボットと積み重ね式物流ロボットのデモンストレーションでは、現場から割れんばかりの大歓声が上がった。チョコバーサイズのAI翻訳機がCESイノベーションアワードを受賞した。この装置は独自アプリをインストールする必要がなく、イヤホンを装着するだけで直ちに通訳を開始する。デジタル医療分野では、中国企業の無侵襲血糖値観測ウェアラブルデバイスが業界を驚かせた。中国企業はCESで直接応用シーンに投入できる多くの成熟した製品を発表した。これらの製品により中国企業の展示ブースには見学者が殺到した」と伝えた。
韓国の業界関係者はメディアの取材で、中国の科学技術の競争力が急に上がったのは「先に発売し後に改良」というプランを採用したためで、韓国企業がこのような中国のスピードに追いつくのは困難との見方を示した。現場を訪れた韓国の自動運転ソリューションのスタートアップ企業のCEOである金載勝氏は、「韓国がソフトウェア関連でリードしたと思っていたが、今や中国が追いついてきた。中国企業はスムーズな研究開発及び生産の能力により、AI時代に自社製品に異彩を放たせる」と述べた。
「韓国経済」は11日付の社説で、「いわゆる中国が韓国に追撃するという時代は終わった。半導体関連の一部の産業を除く大多数のテック産業のうち、韓国と中国の間にはほとんど技術差がなくなった、もしくは中国がすでにリードしていると言える」と論じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月12日