上汽集団が中国船舶集団に建造を依頼した1隻目の遠洋自動車運搬船である、上汽安吉「申誠号」が17日、初出航した。上汽、東風、宇通の約5000台の自主ブランド車と建設機械を積載し欧州に向かい、オランダのFiushing港に停泊する。
5000台以上の新エネ車を積載したBYD「開拓者1号」RORO船の初航行セレモニー が15日、深セン市深汕特别協力エリア小漠国際物流港で行われた。オランダのフリシンゲン港とドイツのブレーマーハーフェン港に向かう。
中国は2023年上半期に世界最大の自動車輸出国になった。中国車の輸出量の激増に伴い、主な輸送力である自動車運搬船の不足も深刻化している。BYD、奇瑞、上汽などの中国自動車メーカーは近年、自動車の輸出能力をさらに強化するため続々と船隊を築き、独自の海運の新たな段階への進出を加速している。
ハルビン工業大学(深セン)二十一世紀中国研究センターの李想研究員は、「これは中国の自動車産業の持続的な発展と成長、グローバル化の持続的なペースアップの現れだ。自動車メーカーにとって、運搬船を購入し自動車を輸出することで輸送費を削減でき、かつ輸出事業の安定性を保証できる。これは製品を期限通りに海外の顧客に交付する上で重要な意義を持つ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月22日