西藏自治区ガリ地区改則県古姆郷には中継鉄塔がそびえ立つ。携帯電話を開くと、その画面には直ちに「5G」と表示される。古姆郷5G基地局が2023年9月30日に完成・開通した。これは西藏自治区のすべての郷・鎮で5Gネットワークが普及したことを意味する。
現地は中国の5G応用発展の真の縮図だ。応用の掘り下げに伴い、中国経済・社会の高品質発展における5Gの潜在力が徐々に引き出されている。工業・情報化部がこのほど発表した「2023年通信業統計公報」によると、通信業の投資は19年の5G商用化より5年連続で増加を維持しており、年間投資額が4年連続で4000億元を超えている。うち5G累計投資額は7300億元以上。
工業・情報化部のデータによると、中国の現在の5G基地局数は337万7000カ所。ネットワークの基礎がさらに固まり、ネットワークの応用が持続的に豊富化している。情報によると、中国の5G携帯電話ユーザーが全体に占める割合は現在、50%弱にのぼっている。23年末現在の中国の携帯電話ユーザー数は17億2700万人。携帯電話の普及率は100人あたり122.5台で、世界平均水準(100人あたり107台)を15.5台上回っている。携帯電話ユーザーの5Gへの移行が加速している。5G携帯電話ユーザー数は8億500万人で、携帯電話ユーザー数全体に占める割合は46.6%と、世界の平均水準の2.5倍だ。23年の5G携帯電話新規ユーザー数は2億4400万人で、前年の新規ユーザー数を3840万人上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月30日