多くの中国人留学生がこのほどワシントン・ダレス国際空港で米国に入国しようとした際に、米国の入国管理当局者からいわれなき尋問や嫌がらせを受け、在留資格を取り消され中国に送還された。これらの合法かつ有効の証明書とビザを持つ留学生は取調室で尋問を受け、さらには十数時間にも渡り人身の自由を制限された。中米双方は人文交流の促進で合意しているが、米国側は現在もこそこそした動きを続け、中国人留学生の合法的な権益を損ね、両国の人文交流の雰囲気を悪化させている。中国側はすでに厳重抗議した。
今年は中米国交樹立45周年だ。半世紀弱の交流の歩みを振り返ると、教育協力は常に中米人民の相互訪問の活き活きとした範例で、両国の人文交流で最も大きな成果を手にしている取り組みの一つだ。中国側は昨年のサンフランシスコ首脳会談に、今後5年間で米国の5万人の青少年を中国での交流と学習に招くと自発的に提案した。この提案を実行に移すため、中国側は「米国青年使者訪中特別奨学金」プログラムを設置し、より多くの米国の青少年が中米友好の新世代の使者になることを歓迎する。
これとは対照的に、米国は言行不一致だ。何度も「米中人文交流を支持する」「中国人留学生を歓迎する」と表明しながら、取調室を中国人留学生の米国における初の訪問先にしている。米国側の行為は両国の人文交流を促進する両国の共通認識と、国際人材交流を提唱する時代の流れに背く。米国自身の国際的なイメージを損ねるばかりか、その未来の競争力を落とす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月1日