最近、高齢者や外国籍訪中人員などの決済が不便という問題が注目を浴びている。中国人民銀行は29日、決済サービス最適化推進会で関連活動を手配した。各種措置で詰まりを解消し、上述した人々により高品質で効率的で便利な決済サービスを提供する。
域外カードの紐づけを可能に
アント・グループの井賢棟会長は、「支付宝(アリペイ)は中国銀行、工商銀行、網聯、域外ウォレットなどと協力し、域外カードの国内紐づけと、域外ウォレットの国内使用という決済プランを打ち出した。域外カードを国際版支付宝と紐づけ、国内の店で消費できる。また域外ウォレットの支付宝コードのスキャンによる決済をサポートする。これらの措置は杭州アジア競技大会や上海輸入博などのイベントや展示会で決済サポートを提供した。域外訪中人員の昨年第4四半期の支付宝による1日平均の取引回数は第3四半期の約2倍だった」と述べた。
井氏はさらに、「金融管理部門のサポートを受け、支付宝は身元確認を簡略化し、少額認証免除機能を打ち出し、1日平均の新規カード紐づけユーザー数を約3倍増やした。支付宝は今後、重点都市の地下鉄や路線バスなどの、域外訪中人員の高頻度サービスシーンをさらに円滑にし、使用体験を持続的に最適化する」と続けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月1日