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紅海の海運が寸断 各国が中欧班列に熱視線

中国網日本語版  |  2024-03-12

紅海の海運が寸断 各国が中欧班列に熱視線。

タグ:中欧班列 貨物 輸送量 鉄道

発信時間:2024-03-12 13:52:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国家鉄路集団有限公司(国鉄集団)が10日に発表した最新データによると、今年1−2月の中欧班列の累計運行本数は前年同期比9%増の2928本、貨物輸送量は同10%増の31万7000TEUだった。今年2月末現在の中欧班列の国内出発地は120都市で、欧州25カ国の219都市と繋がっている。ネットワークの整備が進み、輸送能力及びサービスの質が持続的に上がり、中欧班列は洗練された運営という質の高い発展の新段階に入り、中国の輸出の「新御三家」の国際市場進出を後押ししている。

 ロシアメディア「index」はこのほど、「紅海の危機により貨物輸送が鉄道に転じている。中国・欧州間のすべての回廊の鉄道輸送が再び注目を浴び、輸送時間をより短くしたい荷主の実需になっている。鉄道は海運よりも輸送費が安定している。またサプライチェーンの持続可能性や複合一貫輸送方法の多元化も強みだ」と伝えた。香港メディア「文匯網」は、「紅海の海運の寸断により世界的な物流の危機が生じた。欧州諸国では現在、中欧班列の需要が拡大しており、海路の代わりに陸路の物流プランを求め始めている。中欧班列の強みが顕在化している」と伝えた。

 米CNBC(電子版)は2月、オランダ鉄道貨物輸送会社の業務執行取締役の発言を引用し、中欧班列の予約が過去4週間で37%増加したと伝えた。「鉄道輸送の需要が爆発的に激増している」シンガポール華字紙「聯合早報」も、紅海の危機後に中欧班列の貨物輸送の需要が倍増していると伝えた。

 西安自貿港建設運営有限公司の袁小軍総経理は「環球時報」に、「今年1月に予約問い合わせが大幅に増えた。2月の中欧班列の増加率は約20−30%だった」と述べた。

 中欧班列は外部から影響を受けにくく、安定性が高い。これは現在の国際環境において得難い強みだ。典型的なケースは、中欧班列の時刻表運行だ。国鉄集団貨物運輸部の責任者によると、時刻表運行の中欧班列の今年の運行本数は計45本で、域内外輸送のタイムパフォーマンスがしっかり保証されており、多くの取引先から注目されているという。

 成都市の貨物輸送代理業者の責任者である陸兆氏は「環球時報」に、「中欧班列の時刻表運行で、沿線諸国の鉄道は固定の列車番号、線路、期日、運行時間を手配される。口岸駅の積替えや引き渡しなどの作業部分を重点的かつ合理的にコントロールする。域内外の全過程輸送時間は固定的だ。産業チェーンとサプライチェーンに安定性と確実性を提供する」と分析した。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月12日

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