ノルウェーのスカーゲンとその米国の同業者であるボストン・パートナーズはここ数カ月、中国大陸部及び香港の上場株式を買い増ししている。株価が低値であることと収益改善が理由だ。ブルームバーグ(電子版)が18日、伝えた。
この両ファンドや、アバディーン及びM&Gインベストメント・マネジメントなどが最近示した楽観ムードにより、市場は中国株式市場の最近の印象的な下げ止まり及び回復が続くことに期待している。
SKAGEN Kon-Tikiは2月末までに中国大陸部及び香港株を買い増しし、新興市場投資リストに占める割合を32%(昨年9月は28%)とした。同ファンドの証券投資マネージャーのフレデリック・ビェラン氏によると、同ファンドによる中国株の買い増しは2回目だという。
ビェラン氏は、「大多数の人にとって、中国株の買い増しが過去より難しいことは間違いない。しかし投資家が最も懸念していた多くのことが過去となり、買い増しのリスクは低くなった」と述べた。CSI300指数は今年すでに5%上がっている。
またボストン・パートナーズの約1億8000万ドルの資産を管理するデビッド・キング氏は、「当社が保有する中国大陸部及び香港株が新興市場投資リストに占める割合は2月末に47.5%と、6カ月前の2倍に上がっている。中国株が全体的に低値であることから、ビジネスの基礎がよりしっかりした企業が魅力的なようだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月22日