世界クラスの企業にけん引され、新たな質の生産力を形成し、ニッチ産業で頭角を現す長江デルタ企業は増えている。
寧波帥特龍集団有限公司は自動車用灰皿を生産していたが、現在は10シリーズの自動車部品ブランドを形成している。
部品の生産は、「脇役」に回ることを意味するのではない。帥特龍はポストドクター作業所を設立し、自動車のドアハンドル産業の基準を中心となって作成し、商品は国内外で高く評価されている。
先に目印となる兵がいれば、後ろに続く兵がいる。好孩子児童用品有限公司はスマート工場を設立し、ブラッシュアップ、自動化、デジタル化、スマート化を推し進めている。
取締役会会長の宋鄭氏は、「同社はAI、ビッグデータ、IoTなどの科学技術で児童用品産業の質の高い発展に貢献している。昨年、同社が生産したチャイルドシートの世界販売量は400万個に達し、今年は500万個に達する見通し」だと述べた。
優れた企業が台頭し、グローバル経済において「長江デルタ」が目立つようになっている。
2023年12月、合肥国軒高科動力能源有限公司のタイ工場で最初の電池製品がラインオフした。リチウム電池の研究開発、生産、販売を行う同社は、8カ所のグローバル研究開発センター、20カ所の電池生産基地、8カ所の材料基地を設立している。同社の国際事業分野の程騫代表取締役社長は、技術の持続的な研究と開発は、企業が不敗の地に立つ秘訣だと考える。
アパレル分野を開拓して半世紀近くになる波司登集団のコア生産部分の自動化率は90%に達する。会長兼総裁の高徳康氏は、波司登は上下流企業2000社以上をつなぎ、今後は中小企業のデジタル化をけん引・支援し、産業チェーン全体のアップグレードを推し進めると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月11日