筆者は中国輸出入商品交易会(広交会)で長年に渡り輸出の浮き沈みを見てきた。今年印象的だったのは、海外の輸入業者が予想以上に戻ってきたことだ。広々とした展示センターで、新エネ車とスマートモビリティの展示エリアが最も混雑している。展示ブースには各国及び地域の購入者が殺到。中国の出展業者のほぼ全員が、今年は外国人がなぜこれほど多いのかと訝っている。23日付香港紙「南華早報」が伝えた。
一部の海外出展業者は、西側は中国の新エネ分野の「過剰生産能力」が脅威になっていると報じているが、コストパフォーマンスが優れている中国製品の魅力には勝てないと述べた。ある海外輸入業者は、「買うべきか買わざるべきか。私はついに中国のEVを自ら体験した。ブランドと車種が多く値段も高くない。実に素晴らしい」と述べた。ある米国の購入者は価格が9000ドルのBYD製EVを撮影した。そのショート動画はネット上で何度も転載された。この女性は米国で販売が禁じられている自動車の信じがたい低価格に驚いた。
中国EVブランド・埃安の広報責任者の王雲龍氏は、「今回の展示会はより多くの外国人に、中国新エネ車を近距離で理解するチャンスを与えた。体験に価格差が加わると、最も説得力がある。最近、東南アジア、南米、欧州の多くの潜在的な取引先が当社の工場を見学に来ている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月24日