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中国の生産能力、世界のエネルギーモデル転換の力強いエンジン

中国網日本語版  |  2024-04-25

中国の生産能力、世界のエネルギーモデル転換の力強いエンジン。サウジアラムコのアミン・ナセルCEOは先ごろ、世界のエネルギーモデル転換における中国の重要な力を高評価した…

タグ:中国の生産能力 エネルギーモデル転換

発信時間:2024-04-25 15:17:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第26回世界エネルギー会議が最近、オランダのロッテルダムで開催中だ。サウジアラムコのアミン・ナセルCEOの発言が特に注目を集め、共感を呼んでいる。ナセル氏は会議で、世界のエネルギーモデル転換における中国の重要な力を高評価した。特に、中国がソーラーパネルと電気自動車(EV)のコスト削減を通じ、西側諸国のネットゼロエミッションの目標達成を実質的に支えていると指摘した。

 ナセル氏の発言が注目されているのは、ナセル氏本人とサウジアラムコがエネルギー分野で占める特殊な地位以外にも、そのクリーンエネルギー及び世界的な排出削減事業における中国への公平で妥当な評価によるものだ。中国のクリーンエネルギー分野の生産能力及び技術のブレイクスルーはすでに、世界のエネルギーモデル転換の力強いエンジンになっている。

 統計によると、過去10年で世界の風力発電プロジェクトの1kWhあたりの平均コストは60%以上、太陽光発電プロジェクトは80%以上減った。その多くが中国の貢献のお陰だ。中国は巨大な市場規模、高効率のサプライチェーン管理、技術イノベーション力により、ソーラーパネル及びEVのコストを大幅に下げ、これらの新エネ製品を普及しやすくした。自国の炭素排出を減らしただけでなく、世界の消費者により経済的で環境にやさしい選択肢を提供した。中国が2022年に輸出した風力・太陽光発電製品により、他国のCO2排出量を約5億7300万トン削減した。合計では28億3000万トンの削減で、世界の同期の再生可能エネルギーによるCO2排出削減量の約41%を占めた。

 しかしながら、現在の世界的な気候変動への対応の差し迫った情勢や各国のグリーンな生産能力の現状を見ると、世界の「パリ協定」の目標達成にせよ中国自身の「ダブル炭素」の目標達成にせよ、現在の中国のグリーンな生産能力では需要を満たすには程遠い。国際エネルギー機関(IEA)は、現在の化石燃料の使用量は依然として「過度に多い」と警告した。この状況下、人類が直面している挑戦はグリーンな生産能力の「過剰」ではなく、深刻な不足だ。中国のグリーンな生産能力は挑戦に対応するための「武器」であり、優れた生産能力を排斥するのは非理性的だ。中国のグリーンな生産能力に強みを発揮させ、各国の生産能力と相互調整させることこそが、世界の排出削減の道の最適解だ。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月25日

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