今年に入ってから国際的な経済・貿易環境と物流の不確定性という試練に直面する中、中欧班列は安定運行を続け、ユーラシア大陸の相互接続の基盤を強化しながら、中国と欧州および世界の経済・貿易交流を力強く支えている。
浙江省義烏では今年、越境電子商取引(EC)の輸送ルートに新しい選択肢が増え、貨物輸送企業が受ける注文の70%以上が海運から中欧班列に移行した。中国国家鉄路集団(国鉄集団)は今年、需要の増加に対応するために中欧班列ルートの輸送能力を拡大している。西安から独デュイスブルク、成都からポーランドのウッチまでの時刻表によると、中欧班列は週5本の安定運行となっている。新疆のウルムチ(烏鲁木斉)からイタリアのナポリまで、カスピ海と黒海を跨ぐ中欧班列も開通。また、顧客の多様な需要を満たすため、中国の国外16カ所にコンテナ返却ポイントが増設された。
国鉄集団の最新データによると、今年1-4月に運行された中欧班列は前年同期比10%増の6184本、発送された貨物は11%増の67万5000TEUだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月19日