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中国製EVへの追加関税、計算を間違ったEU

中国網日本語版  |  2024-06-13

中国製EVへの追加関税、計算を間違ったEU。

タグ:EU EV 関税 自動車 競争

発信時間:2024-06-13 15:18:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

欧州連合(EU)欧州委員会は12日、中国製電気自動車(EV)に対する反補助金調査に関する暫定措置を発表した。中国から輸入するEVに追加関税を課す。

EU側は中国製EVの強みが開放的な競争から得られるという客観的な事実や、世界貿易機関(WTO)のルール、中国側の度重なる強い反対、多くのEU加盟国の政府及び産業界からの呼び声と制止を顧みず、「公平な競争を守る」を口実に公平な競争を破壊している。

EUは米国に続き「関税の棍棒」を持ち出し、頑迷にも保護主義の行動に出た。これは中国EV産業の合法的な権益を損ねるだけでなく、EUを含む世界の自動車産業チェーン及びサプライチェーンをかき乱し、歪める。EU側は経済と貿易の問題を政治化・武器化し、中国とEUの経済・貿易協力の雰囲気に影響を及ぼし、EUの消費者自身の利益を損ねる。またEU自身のグリーンなモデル転換や、世界の気候変動対策の協力の大局を破壊する。

EUの中国製EVへの追加関税により、世界の自由貿易が再び衝撃を受けた。EUはルールと秩序を理解していない。中国とEUは世界の産業チェーン及びサプライチェーンの重要な一環で、ドイツなどのEU諸国は中国の自動車産業チェーン及びサプライチェーンと深く融合している。EUの政策決定者は、経済グローバル化の現在において、自動車産業への追加関税は市場をさらに歪め、世界の産業チェーン及びサプライチェーンを寸断し、自動車産業の長期発展にとって百害あって一利なしでしかないことを理解するべきだ。

競争において強みを形成することこそが企業の生存の道だ。税制により快適な空間を作ろうとするEUは、経済発展への理解が間違っている。復数の欧州自動車メーカーの重役は、追加関税は欧州の自動車大手が中国自動車メーカーとの競争に対応する上で役に立たないと見ている。EUの政策決定者は、中国EV産業の急台頭の鍵は封鎖や排斥ではなく、開放と協力であることを理解するべきだ。VWやステランティスなどの復数のグローバル自動車メーカーは中国の新エネ車企業と合弁で工場を建設し、自社の発展に新たな活力を注いでいる。

EUの中国製EVへの追加関税は事実上、EUの消費者の利益を犠牲にする。中国ブランドのEVはEUで売れ行き好調だが、これは競争力を持つ価格、優れた性能、行き届いたサービスのおかげだ。今やEUは関税の棍棒を振るい、EUの消費者の自動車購入コストを大幅に増やしている。独キール世界経済研究所がこのほど発表した研究報告書によると、EUが中国製EVに追加関税を導入した場合、現地の消費者の自動車購入コストが大幅に増える。EU内部でEVを増産し輸入を減らしたとしても焼け石に水だ。

EUは消費の他にも環境についても熟慮するべきだ。EUは、世界はCO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラルを早期達成すべきと何度も呼びかけている。中国EV産業は中国が自身の排出削減の約束を果たすため助力し、EUに輸出されるEVもその炭素排出削減に対して重要な力を発揮する。今やEUはグリーンな発展の旗印を掲げながら、保護主義の棍棒を振るっている。このようなダブルスタンダードは世界的な信頼を損ね、国際社会の気候変動対策の協力を破壊し、世界のグリーンなモデル転換を妨げるだけだ。

中国製EVへの追加関税は割に合わない計算で、EUはしっかり計算をやり直すべきだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月13日

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