3日間の第15回夏季ダボス会議が25日、大連市で開幕した。世界は再び中国に目を向けた。「空前の規模」が、その第一印象だ。イベントの回数と出席者数でいずれも過去最多を記録。約200回のイベント、50回弱の会議ライブ配信が行われる。100以上の国及び地域の1700人以上の各界代表者が開幕式に出席。
これは「デカップリング及びチェーン寸断」の逆流が世界経済、特にハイテク分野に持続的に衝撃を及ぼす中、国際社会が協力の中でチャンスを模索する強い意欲を持つことを示した。この夏の「科学技術イノベーションの花」と呼ばれる夏季ダボス会議は、中国と世界の成功のため再び橋をかけたと言うべきだ。
夏季ダボス会議の世界のイノベーション発展へのけん引力がより顕在化している。これは夏季ダボス会議そのものが長年かけて蓄積した高い評価の他にも、中国がハイテク分野で大きな成果を手にしたことが重要な理由だ。夏季ダボス会議で議論される新技術と新産業は、中国という大地で最高の実験場と発展空間を見つけることができる。5G、AI、デジタル経済へと、中国のこれらの分野での進歩は世界のイノベーションの地図を書き換えている。中国の科学技術進歩とその開放的な協力の姿勢は呼応を生み、グローバルなチェーンの中で化学反応を引き起こしている。これは科学技術分野のグローバルな協力が、過去を超えるより大きな想像力を必要とすることを意味する。
世界の経済界のリーダーが夏季ダボス会議を機に中国を訪れ、新たな最前線と新たなチャンスを模索することには特殊な意義がある。世界経済フォーラムが発表した世界の153の「ライトハウス」(最新版)には、太陽光発電や新エネ車などのハイテク企業を含む中国企業が62社含まれ、世界最多となっている。これは中国がこれほど大きな規模とスマートな資源により世界の科学技術イノベーションに計り知れない推進力を提供していることと、世界の科学技術の発展権が日増しに平等になり、どの国であっても覇権を科学技術の独占的な地位に変えることが今後ますます困難になることも意味している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月26日