share

浴室廃熱の回収利用、小さな技術で大きな市場を切り開く

中国網日本語版  |  2024-07-11

浴室廃熱の回収利用、小さな技術で大きな市場を切り開く。

タグ:浴室廃熱 回収利用

発信時間:2024-07-11 16:17:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

住宅・都市農村建設部建築給水排水標準化技術委員会は今月上旬、江蘇省淮安市でキックオフミーティングとなる、プロジェクト建設業界標準「公衆浴場排水熱エネルギー回収利用システム技術標準」策定チーム設立並びに第1回業務会議(以下「同会議」)を開いた。

人々が毎日排出する浴室の温水は再生水として回収し循環利用できるが、さらに多くの「廃熱」が回収利用されず無駄になっている。中国科学院院士、西安交通大学教授の陶文銓氏の試算によると、中国都市部の8億3000万人の住民が毎年排出する浴室廃水は120億立方メートルにのぼる。これは「南水北調」東線及び中央線の年平均水調整量の2倍に相当する。これらの廃水の廃熱をすべて利用すれば、国のエネルギーを毎年1.41×107億キロジュール節約できる。このエネルギー規模を住民の電気料金に換算すれば総額1000億元以上になる。

陶氏は、「中国が独自に研究開発した世界をリードする廃熱段階的利用ヒートポンプ給湯技術は、一定条件下において同量の浴室廃水の廃熱を利用し、同量の浴室温水を作ることができる」と述べた。

専門家は、「同会議は建築の省エネをさらに促し、ダブル炭素の目標達成を後押しするだけでなく、生活温水排出における低品位廃熱利用の市場化を加速させる」と指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月11日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで