今月上海で開かれた「フォーブス中国中東対話及びパーティー2024」において、本社をドバイに置く資産管理会社BTA Financeの共同創業者であるアルバート・コエーリョ氏は、「中東地域と中国による持続的な一連の経済・政治交流活動の実施に伴い、中東の投資家は人民元建て資産の買い増しを求めている。取引先は人民元建て資産を持つことに意欲的だ」と述べた。米誌「フォーブス」が伝えた。
同社のCEO兼最高投資責任者のルイス・フレイレ氏は、「人民元建ての投資により、投資家は従来のドルもしくはユーロ建ての資産の多元化を実現できる。取引先は現在、ドル、ユーロ、あるいはG7の通貨による伝統的な投資から距離を置き、中東、中国、ブラジル、インドで現地通貨建ての投資を行おうとしている」と述べた。
アジアはすでに中東の投資家から注目を浴びている。フレイレ氏は、「中東の監督管理機関は中国の関連部門と合意を続けている。これは機関投資家に中国で投資をするチャンスをもたらした。中国の巨大な経済と市場は取引先に多元的なポートフォリオを提供した。中国経済が過去数十年に渡り成長を続けたため、今やまさに中国経済の時だ。中国の経済成長が回復中で、新規プロジェクトが続々と着工していることから、これらの新興国は今後数年に渡り大きな成長の潜在力を秘めていると判断する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月23日