中国は近年、情報通信インフラの整備を持続的に推進している。工業・情報化部が発表した今年上半期の通信業経済運行状況データによると、5Gネットワークの建設が持続的に進められている。6月末現在の中国の携帯電話基地局数は前年末比26万5000カ所増の1188万カ所。うち5G基地局数は同54万カ所増の391万7000カ所で、携帯電話基地局数に占める割合は第1四半期比2.4ポイント増の33%。
深度科技研究院の張孝栄院長は、「新型工業化の推進に伴い、工業分野の5G応用及び計算力の需要が日増しに拡大している。特に大規模言語モデル、メタバース、クラウドコンピューティングなどの技術の結びつきにより、工業の応用は集積度、効率、計算力の精度がより高い計算チップの支えを必要としている。計算力インフラの整備はこれらの複雑な計算の需要を効果的に満たし、工業分野の技術イノベーションと応用の発展を後押しする」と分析した。
5Gと計算力インフラの整備は製造業に力強い技術サポートを提供し、製造業のスマート化とネットワーク化の方向への発展を促した。「5G+インダストリアルインターネット」などの応用を通じ、生産フローの最適化、生産効率の向上、製品の質の改善を実現し、製造業の質の高い発展に新たな原動力を注いだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月5日