「USAトゥデイ」は、「ある経済学者は、最近多くの無職の移民が米国に殺到していることで今回の失業率が異常に上がり、サーム・ルールが過去半世紀で初めて当てはまらない可能性があると分析した」と伝えた。

2日付英紙「ガーディアン」は、「FRB当局者は米国経済のソフトランディングの実現（物価上昇率を下げながら景気後退を回避する）に向け利下げのタイミングを図るため、米国の物価高と米国経済の全体状況を注視している。ところが雇用データの発表後、FRBが過去1週間で利下げを決定できなかったことは深刻なミスであり、長く待ちすぎることで景気低迷のリスクが生じたとの批判が上がった。ウォーレン米議会上院議員（民主党）は、米国の雇用データはすでに赤信号が灯っており、パウエル氏は休暇を即刻終了し利下げを行うべきだと述べた」と伝えた。

米誌「フォーチュン」は今回の米国の株価暴落について、「FRBは過去20年で高い水準の高金利を維持する期間が長すぎるかもしれない」という、景気低迷への懸念によるものとした。ある資産管理会社のチーフエコノミストであるブライアン・ヤコブセン氏は、FRBのソフトランディングの目標が失敗に終わることを懸念している。同氏は「フォーチュン」に、「現在の米国経済の原動力の低下は非常に深刻だ。FRBの9月の利下げは遅すぎ、幅も小さい」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年8月5日