南アフリカのThe Industrial Development Corporation（IDC社）のBusi Mabuza会長はこのほど人民日報の取材に応じた際に、「中国は特大規模の市場の強み、世界で最も整った最大規模の工業体系、高い生産能力と揃った関連能力を持つ。中国が質の高い発展の促進と対外開放の拡大を続けるにつれ、中国経済はより大きな活力を示す」と述べた。

　Mabuza氏によると、IDC社と中国の提携先は良好な協力関係を保っている。中国北京汽車集団有限公司とIDC社が投資する北汽南ア自動車製造有限公司の定礎式が2016年8月、行われた。投資総額2億2600万ドルの北汽南ア工場はすでに全面的に稼働している。Mabuza氏は、「南アフリカはアフリカ最大の自動車消費市場だ。同工場の建設は南アフリカの自動車産業の発展を後押しし、消費者により多くの選択肢をもたらした。さらに現地の150社以上の中小企業を建設に集め、川上・川下産業チェーンの3000人分以上の雇用を創出し、一連の専門的な技術者と管理者を育成した」と述べた。

　中国は15年連続でアフリカ最大の貿易パートナーとなっている。52のアフリカ諸国及びアフリカ連合委員会が中国側と「一帯一路」協力文書に署名している。Mabuza氏は、「アフリカと中国の経済・貿易協力は長年に渡り旺盛な活力を保ち、多くの成果を手にしている。インフラ、農業、教育などの従来の分野の他にも、双方のデジタル経済や航空・宇宙などの新興分野における協力も拡大を続け、双方の協力に新たな原動力を注いでいる。一帯一路共同建設イニシアティブは、2030アジェンダ、アフリカ連合のアジェンダ2063、及びアフリカ諸国の発展戦略と結びつき、アフリカの一体化、相互接続、自由貿易区の建設に力強い支えを提供している」と述べた。

　Mabuza氏はさらに、「アフリカ諸国はグリーンなモデル転換の推進を急いでいる。中国はクリーンエネルギー技術の面でリードしており、アフリカに負担可能な多くのグリーン設備及び技術を提供した。これは国際協力による世界の持続可能な開発の支援の分かりやすい一例だ。太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギーの開発について、我々はまだ技術、資金、人材などのサポートを必要としている。より多くの国がこれに加わり、アフリカがより強靭な発展を実現できるよう応援することを願う」と続けた。

　Mabuza氏は最後に、「中国は大きな発展の成果を手にしながらも、成功の経験をアフリカ諸国にシェアし、アフリカ諸国のよりスムーズな発展を支援しようとしている。アフリカと中国はグローバルサウスの重要なメンバーだ。双方の協力はより公平で合理的な国際秩序の構築に向けより多くのポジティブエネルギーを注ぐ」と締めくくった。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年8月17日