中国のビザ免除の「友達の輪」が広がるにつれ、インバウンド意欲が高まっている。この夏休み、中国を訪れる観光客は増加した。

　観光ビッグデータによると、この夏休み、中国のインバウンド需要は前年同期の2倍に増加し、ビザ免除で入国できるフランス、イタリア、ドイツ、タイなど14カ国では2.5倍となった。ここ数日、新疆ウイグル自治区のウルムチ国際大バザールは、気温が高いにも関わらず多くの外国人が買い物や食べ歩きに訪れている。

　ウルムチだけでなく、新疆南部の喀什古城、北部の高山や草原なども、豊富で多彩な民俗文化と恵まれた自然資源で無数の外国人観光客を魅了している。7月末、香港・澳門地区からの海外ツアー団体の海南144時間ビザ免除政策が実施され、海南省のインバウンド市場も加熱している。海口市の西秀ビーチヨット・ウィンドサーフィンスポーツ基地では、イギリスの研究学習団体がヨットとウィンドサーフィンを学んでいる。

　現在、144時間トランジットビザ免除政策の適用範囲は37カ所の出入国審査場、54カ国に拡大し、多くのトランジットビザ免除政策と通関便利政策が重なり、外国人旅行者の中国観光は便利になっている。

　この夏休み、ツアー客だけでなく、個人旅行者も増加し、フリー観光やカスタマイズ観光の割合は高まっている。北京、上海、広州、西安などの以前から人気のある都市だけでなく、多くの外国人が高速鉄道に乗り小さい町やネットで話題の野菜市場などを訪れ、中国を深く体験し、より多様な美しさを発掘している。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年8月17日