今年の民間航空の「暑運」(夏休みの帰省・旅行に伴う特別輸送体制)は7月1日から8月31日までの62日。中国民用航空局の発表によると、8月20日までの民間航空の旅客輸送量は累計1億1700万人で、1日平均228万6000人となっている。民間航空の運航は安全で安定的で秩序正しい。
海外を見ると、観光や留学の需要が集中的に引き出され、国際航空旅客輸送が盛況となった。中国民用航空局発展計画司の張清司長は、「現在の国際旅客輸送フライト数は毎週6300便以上で、6月末と比べ10%近く増えている。人気目的地は日本、韓国、東南アジアなどの周辺諸国及び地域に集中。パリ五輪は中仏の夏休み航空輸送市場を盛り上げた」と述べた。
去哪児プラットフォームのデータによると、国際便の航空券の予約量が2019年同期を上回っており、航空券とホテルの価格が昨年の夏休みより下がっている。目的地を見ると、欧州などの伝統的な長距離親子旅行がスムーズに回復している他に、ビザ免除の刺激に割安な航空券及びホテルが加わり、今年の夏休みは東南アジアが依然として最も人気の域外観光目的地となった。域外観光のハードルがさらに下がり、域外観光が庶民的になった。海外を旅する3・4級以下の都市の住民が増えた。
また144時間ビザ免除制度により、夏休みのインバウンド客の増加率はアウトバウンドを上回った。今年の夏休みにプラットフォームで中国以外のパスポートを使った国内線の予約量は、前年同期比で1.8倍増となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月27日