税収データは経済成長の動向を表すバロメーターの1つである。国家税務総局が27日に発表した5つの税収データから、全国の質の高い発展は着実に進んでいることがわかる。

　新たな質の生産力が急速に形成され、革新の実力が絶えず高まっている。増値税領収書データによると、1～7月の全国の企業の研究開発と技術サービスの買付額は前年同期比12.3%増加した。ハイテク産業、知的財産権（特許）密集型産業の売上高はそれぞれ12.1%と8.5%増、デジタル経済コア産業の売上高は8.9%増、全国企業のデジタル技術調達は9.6%増だった。

　統一された大市場の形成が加速し、協同発展に新たな進展があった。増値税領収書データによると、1～7月、国内各省の間の貿易関係の緊密度を表す省間貿易額は前年同期比3.8%増加し、全売上高に占める割合は40.6%となり、拡大傾向を示した。北京・天津・河北、長江デルタ、珠江デルタの3大動力源地区の企業の売上高が占める割合は56％で、2023年通年より0.7ポイント上昇。製造業の売上高が全売上高に占める割合は29.6%で0.6ポイント上昇した。

　グリーン転換が加速化し、グリーン発展が持続的に進んだ。増値税領収書データによると、1～7月、クリーンエネルギー発電の売上高は前年同期比12.1%増加し、電力生産業界の売上高に占める割合は35.7%となり、工業企業の環境整備サービス買い付けは18％増加した。自動車販売統一領収書データによると、1～7月の新エネルギー車販売台数は前年同期比36.6%増加した。

　輸出のけん引作用が顕著となり、対外開放がステップアップした。輸出戻し税データによると、1～7月、全国が行った企業の税還付手続きは前年同期比9.9%増加し、企業の輸出の粘り強さと成長の速さを示した。増値税領収書データによると、1～7月、輸出重点企業の国内調達額は前年同期比12.3%増加。税収データによると、1～7月、出国時税還付手続きを行った外国人旅行者は前年同期の3.6倍、還付額は1.6倍に増加した。

　消費潜在力の質が向上した。増値税領収書データによると、1～7月、家電や家具などの小売業の売上高は前年同期比でそれぞれ6.8%と16.6%増加し、文化・教育・スポーツ・娯楽の消費は10.1%増加した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年8月31日