国家移民管理局の統計によると、今年1~7月の外国人入国者数は1725万4000人だった。外国人旅行者の平均消費額で計算すると、1000億元以上の消費を直接けん引する見通し。インバウンド市場の急速な回復により、多くの外国人が中国を知り、好きになっている。
2023年以降、中国はフランス、ドイツ、オーストラリアなど15カ国を対象に一方的ビザ免除政策、シンガポールやタイなど7カ国と新たに相互ビザ免除政策を実施し、ビザ免除の「友達の輪」は拡大し続け、外国人旅行者の「思い立ったらすぐに行く」が現実となった。
トランジットビザやアライバルビザなどの外国人の訪中を便利にする政策が整備され、対象国、滞在期間、活動範囲も拡大している。今年7月、鄭州新鄭国際空港など3ポートが144時間トランジットビザ免除政策の適用ポートとして追加された。これにより、同政策の適用範囲は37ポート、54カ国に増加した。
広州南沙入国検査場第4隊の陳錦瑩隊長によると、複数の措置が重なり、広州の各検査場の入国者数は大幅に増加した。7月から9月2日24時の期間、トランジットビザで広州白雲国際空港と南沙旅客輸送港の検査場から入国した外国人旅行者は1万1000人を超えた。
ビザ政策以外に、各地は外国人旅行者から意見が多い問題に着手し、インバウンドサービスを重点的に改善し、利便性を高めている。上半期、北京市は「BEIJING PASS」を公共交通機関や公園などで利用できるようにした。また、4つ星以上のホテルと4A級以上の観光地での海外クレジットカード決済を可能にし、60万8000口の「零銭包」を支給した。今年5月、蘇州市は『蘇州市インバウンド促進若干措置(試行)』を打ち出し、6月末時点で4カ所の観光案内メインセンター、180カ所以上の案内サービス所、74カ所のモバイルサービス所を設置し、多言語翻訳機を配備し、75カ国語の翻訳サービスを提供している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月22日