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欧州各界、欧州委員会の中国電気自動車への追加関税に反対

中国網日本語版  |  2024-09-22

欧州各界、欧州委員会の中国電気自動車への追加関税に反対。

タグ:自動車

発信時間:2024-09-22 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国と欧州は近頃、電気自動車の反補助金案について話し合いを進めている。しかし、欧州委員会は高額の補助金相殺関税を課す方向で意見を譲らず、中国の業界が提示した包括的解決案を拒み、問題解決の政治意向を示していない。これに対し、欧州の政界とビジネス界の関係者は不安を募らせ、欧州委員会に各方面の声に応え、各界の意見に耳を傾け、対話と話し合いを通して双方の経済貿易のずれを適切に解決するよう呼びかけている。

 中国訪問を終えたばかりのスペインのペドロ・サンチェス首相は、スペインは自由貿易を断固支持すると強調し、世界貿易機関の多国間枠組み内で対話し解決案を探るよう呼びかけた。サンチェス首相は、「我々は経済貿易関係を発展させ、貿易戦を避ける必要がある。これは世界に何のメリットもないためだ」と述べ、欧州委員会は中国の電気自動車に追加関税を課す決定を慎重に考え直すべきであり、双方の間の共通点はずれより大きく、協力を引き続き強化すべきとの見解を示した。

 ドイツ政府報道官のステファン・ザイベルト氏はスペイン首相の意見に賛同し、「これは我々の共通の方向」だと述べた。ドイツのオラフ・ショルツ首相も、何度もEUの決定に強く反対し、EUに高額関税徴収計画を断念するよう呼びかけている。ショルツ首相は、「ドイツは海外企業に市場を閉鎖することはない。本国の企業が海外市場で同様の扱いを受けることを望んでいないため」だと述べた。

 ドイツのフォルカー・ヴィッシング連邦デジタル・交通大臣は以前、貿易戦は欧州とドイツの企業に逆ねじを食らわせると警告し、「競争力向上は、貿易戦や市場を切り離すのではなく、より市場を開放して実現させるもの」だと述べた。

 自動車製造業はハンガリー経済を支えるコア分野である。ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は、ここ数カ月、面会した同業界の全ての大型企業責任者が、EUの中国電気自動車に対する追加関税に反対していると明かした。

 スウェーデンも同様に、EUの立場に疑問を抱いている。スウェーデンのウルフ・クリスターソン首相は以前、EUの追加関税は世界の貿易を破壊する「悪い考え」であり、ドイツやスウェーデンなどの工業国にとって、「より広範な貿易戦」は活路ではないと示した。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月22日


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