ロイター通信の報道によると、米国の国際港湾労働者協会(ILA)と雇用主を代表する米海運連合(USMX)は、今後6年の新規契約期間の賃上げ及び港湾の自動化技術の導入について合意に至っていない。米東海岸とメキシコ湾岸の36港の数万人の作業員が、10月1日よりストライキに突入する可能性がある。
業界関係者は、港の大規模なストは米国経済に「壊滅的な影響」を及ぼし、かつ世界のサプライチェーンに混乱をもたらすと懸念している。
ILAは36港の4万5000人の作業員の利益を代表する。36港は米国の海上からの貨物輸入の約50%を処理している。ロイター通信によると、この36港は閉鎖される可能性がある。これには北米の最も忙しい10港のうち5港が含まれ、すでに逼迫しているサプライチェーンが機能停止に陥り、かつ企業が貨物を他の地域に移すことで物流の悪夢が生じるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月27日