「中国は5％前後の年間経済成長目標を達成できる見込み」「グローバル市場はこれらの政策を楽観視している」。中国が8日に包括的追加政策の実行状況を紹介して以降、外国メディアは関心を示している。これらの政策は財政、消費、投資、不動産、株式市場など多くの分野を含み、各方面の自信を向上させ、中国経済の良好な発展を推し進めると世界から見られている。

　各種の既存政策の効果が表れ、追加政策が実施されるに伴い、中国経済は全体的に安定して向上し、市場見通し大幅に改善されている。うち、製造業購買担当者指数（PMI）などの重要経済データは急速に回復し、株式市場なども上昇している。今年の国慶節連休期間、中国概念株や香港株などの海外の中国資産の好調ぶりが目立った。中国A株市場が連休後最初の取引日となった8日、3大株式指数は連休前に続き好調となった。連日にわたり、ゴールドマン・サックス、UBS、モルガン・スタンレーなどの外資系投資銀行は中国資産の見通しを楽観視し、多くの機関が中国株の評価を引き上げた。

　中国経済の継続的な好調は世界にとって良いことである。世界は保護貿易が激化し、地縁政治情勢が複雑化し、経済回復力が乏しい状況にある。国際通貨基金（IMF）の最新予測によると、今年の世界の経済成長率は3.2%で、昨年を下回る見通し。このような状況下で、中国経済は好調ぶりを示しており、世界の経済成長に原動力と希望をもたらすに違いない。

　また、開放を拡大し続ける中国市場は各国に共同利益のチャンスをももたらしている。先日、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議（三中全会）はハイレベルの対外開放体制の整備について取り決め、制度型開放の安定的な拡大、貿易体制改革の深化、外商投資と対外投資管理体制改革の深化、地域開放の合理化、質の高い「一帯一路」メカニズムの整備を打ち出した。中国は8日、資金の導入と安定を強化し、自主開放の拡大、新たな重大外資プロジェクトとより開放的なトランジットビザ免除政策などの新措置の実施を推し進めると正式に発表した。これは、中国が開放の扉をさらに広げ、出入国便利化レベルを引き上げ、外資系企業の中国市場開拓と中国での利益実現を後押ししていることを意味する。

　中国経済が直面する外部環境は今も複雑で厳しく、経済の安定的向上を維持するために努力を続ける必要がある。しかし、プラスのシグナルが絶えず現れ、市場見通しの改善に伴い、中国は年間の経済・社会発展目標を達成し、経済・社会の安定かつ健全な発展を続けることに自信を持っている。このような「中国の自信」は世界経済にとっても「強心薬」となる。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年10月9日