share

青年志願者が老人ホームで居住、各地が新たな養老モデルを模索

中国網日本語版  |  2024-10-11

青年志願者が老人ホームで居住、各地が新たな養老モデルを模索。

タグ:青年志願者 老人ホーム

発信時間:2024-10-11 15:02:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

若者が老人ホームで暮らし、ボランティアサービスの時間で家賃を減らす。これは新たな養老サービスモデルになりそうだ。北京養老業界協会はこのほど、北京の一部の養老機関で試行活動を行い、社会から世代間の壁を取り払う養老サービス青年ボランティアを募集する予定と発表した。

青年ボランティアが老人ホームで暮らし、高齢者のサークルに入り、施設内の文化・スポーツイベントを企画する。高齢者に寄り添い会話し、新聞を読み、高齢者の心を慰める。高齢者は活気ある青年ボランティアとの共存を好み、若者も家賃が割安の住宅が必要だ。この2つの需要により、「サービスで部屋を借りる」という新型養老モデルが誕生した。

具体的に見ると、ボランティアは毎月20時間以上のサービスを提供する必要がある。その見返りとして、ボランティアは試行養老機関から提供される部屋を利用でき、1人当たり毎月300−500元の割安な宿泊費を養老機関に納める。

北京大学社会学科の陸傑華教授は取材で、「北京などの特大都市は多くの高齢者がいる一方で、多くの若い新市民を持続的に受け入れている。ここで世代間の壁を取り払う養老モデルを発展させることは、機関による養老サービスの供給の最適化を後押しし、高齢化に対応する有益な模索にもなる」と述べた。

国内の多くの都市が現在、制度面からこの新たな養老モデルを模索している。

浙江省杭州市は都市計画、土地使用権譲渡、保障性住宅建設において、全年齢型コミュニティ、終身住宅、多世代居住住宅、連続看護コミュニティを建設し、若者と高齢者が共同生活する、世代間の壁を取り払う家庭及び社会シーンを構築するよう奨励している。上海市は養老・託児サービスを「15分コミュニティ生活圏」と玄関先総合サービス体制に収め、コミュニティで元気な高齢者が乳幼児の世話をするための場や施設などの便宜を図り、「一老一幼」サービスの融合発展を促進している。同時に若者と高齢者が共に居住する総合コミュニティと長期賃貸マンションを建設し、世代間の壁を取り払う活力あふれる高齢者コミュニティを作ることを奨励している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月11日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで