広西チワン族自治区桂林市陽朔県の月亮山の麓で、丸みを帯びた流線型でホワイトの「祥雲」AS700有人飛行船が離陸した。現地の多くのスポットを通過後、安定的に着陸し、デモ飛行を無事完了した。
先ほど開催されたイベントで、同飛行船の開発機関である中国航空工業集団特殊飛行器研究所は広西桂林方舟通用航空有限責任公司に飛行船交付記念キーを交付し、同社及び中国康輝旅遊集団有限公司と12機の飛行船調達契約を結んだ。これは国産有人飛行船の開発、生産、証明取得、交付が全面的に繋がり、間もなく商業運航を開始することを意味する。
「祥雲」AS700は中国航空工業集団が初めて耐空規定に基づき独自に開発した、完全に独自の知的財産権を持つ有人飛行船だ。今回交付された1機目は今年8月に湖北省荊門市から桂林市に飛行し、国産有人飛行船の最長飛行記録を塗り替えた。同飛行船はさらに15日・累計306人の搭乗体験飛行を行い、その安全性と信頼性を検証し、今後の快適度改善に向け参考データを蓄積した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月16日