デジタル消費は現在徐々に、内需拡大と経済の質の高い発展の促進の新たな原動力になっている。中国インターネット情報センターがこのほど発表した「インターネットでデジタル消費の発展を支援」と題した青書によると、中国のネット通販ユーザー数は9億人を超えている。

インターネットによる文化観光及び移動消費の支援は近年、デジタル消費文化で顕在化している。

ショート動画プラットフォームは現在、文化観光コンテンツを更新し、文化観光IPホットスポットを作り、「県域観光」「小都市観光」などの持続的な活況をけん引している。「都市散策」「キャンプ経済」「ナイトタイムエコノミー」などの文化観光消費の新シーンの誕生を後押ししている。

インターネット技術のボーナスがネットユーザー全体に行き渡る中、デジタル消費ユーザーは徐々に年齢、性別、地域などの制限を打破している。2000年代生まれ、「シルバー族」、農村ユーザーなどのデジタル消費の新勢力が日増しに活発化している。

青書によると、90年代生まれと00年代生まれはデジタル消費の主力軍だ。00年代生まれのネット通販利用率は88.5％で、パーソナライズ消費、国貨消費、スマート消費などが活発だ。「シルバー族」もデジタル消費の重要な成長源だ。データによると、中国の60歳以上のネットユーザーのネット通販利用率は69.8％。うち「シルバー族」は健康・医療や文化観光・移動の消費が際立っており、健康型及び満喫型の消費の高度化が顕著だ。

農村ネットユーザーもデジタル消費の重要なポテンシャルを持つ勢力だ。農村ネットユーザーのオンライン消費能力が持続的に強化されており、ネット通販利用率は76.7％。彼らはショート動画プラットフォームでの購入により意欲的で、その利用率は都市部ネットユーザーを1.2ポイント上回る。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年10月18日