中国は再生可能エネルギーに大量の資源を投じている。特に中国は風力でリードし、ドイツ企業にプレッシャーをかけている。世界エネルギー観測によると、中国は太陽光発電システムと共に、出力339GWの風力タービンを製造中だ。これは世界で製造中の設備容量の64%を占める。独紙「フランクフルター・ルントシャウ」が伝えた。
中国はカーボンニュートラル技術に巨額の投資を行っている。フィンランドのエネルギー・クリーンエア研究センターのデータによると、これらの投資は経済成長への寄与が大きく、約40%にのぼる。中国の風力発電企業はドイツ市場に進出中だ。トップ10の風力タービンメーカーのうち中国以外は3社のみ。ドイツの風力発電システムの大半の部品が中国製で、現在は風力タービンに必要な永久磁石の約9割が中国製となっている。
ドイツはエネルギーモデル転換で洋上風力発電所を必要としている。そのためドイツ企業は中国からの競争に対応しなければならない。
ドイツの北海及びバルト海の洋上風力発電所はシーメンス・ガメサ、ベスタス、ゼネラル・エレクトリックなどの企業に依存してきた。しかし今や中国の風力タービンが注目されるようになった。独洋上風力発電インフラメーカーSteelwind Nordenhamの責任者は、「中国がなければ風力発電のエネルギーモデル転換を実現できないという、新たな現実に直面している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月25日