商務部が24日に明らかにしたところによると、9月に消費財買い替え政策の効果が次第に現れるのにつれ、中国の消費市場は回復・好転傾向をたどった。国家統計局のデータによると、同月の中国の社会消費財小売総額が4兆1100億元で、前年同期より3.2%増加し、伸び率は前月より1.1ポイント加速した。第1―3四半期の社会消費財小売総額が35兆3600億元で同3.3%増となった。
消費財買い替え政策の効果が現れた。9月の商品小売額が同3.3%増の3兆6700億元で、伸び率は前月より1.4ポイント加速した。限度額以上企業家電小売額が同20.5%増で、伸び率は前月より17.1ポイント加速した。自動車、家具の小売額は同0.4%増で、マイナス成長からプラス成長に転じた。
サービス消費が急速に増加した。第1―3四半期のサービス小売額が同6.7%増で、伸び率は同期商品小売額全体を3.7ポイント上回った。そのうち飲食収入は3兆9400億元で同6.2%増。住民1人当たりの教育・文化・娯楽消費支出、交通・通信消費支出はそれぞれ同10.1%、10%増。
オンライン消費とオフライン消費がともに好調を見せた。第1―3四半期に、オンライン消費が急速に増加し、実物商品のオンライン小売額が同7.9%増で、社会消費財小売総額の25.7%を占めた。実体企業の小売も安定的な伸びを見せ、限度額以上小売業企業のうち、コンビニ、専門店、スーパーの小売額はそれぞれ同4.7%、4%、2.4%増となった。
農村部消費の伸びが都市部を上回った。9月の農村部消費財小売額は同3.9%増の6068億元で、伸び率は都市部を0.8ポイント上回った。第1―3四半期の農村部消費財小売額は同4.4%増の4兆7700億元で、伸び率は都市部を1.2ポイント上回った。農村部住民の一人当たり消費支出が同6.5%増で、伸び率は都市部を1.5ポイント上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月25日